2022.6.5

愛する日日のコップ

令和四年六月某日 梅雨の始まりを感じる日々。毎朝一日分淹れるコーヒーもアイスが増える。V60からポタポタとパイレックスに落としたコーヒーを、ざばっと氷で急冷する。半分はポットに。残りは酸化を気にしながらも、ちびちびとコップでやる。今日はそのコップのお話。 普段使いのコップは何となくの使い分けはあるけれど家族共用。沖縄、倉敷、メキシコ、福岡、秋田、中東など、など。新古問わず棚にある。どれも気に入って...

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2022.4.11

見立てる作法

令和4年4月某日 今日は大変気持ちの良い気候。昨日の夕間暮れ、運転中の車窓から見掛けた、犬を連れ浜辺を散歩中のご老人。BBキャップに、コットンセーターから襟を出す。合わせるイージーなショートパンツ。すごくローカルでエイジレスでありながら気候にすぐさま合わせようとする、気概のようなものに刺激を受ける。すぐさま、まんま取り入れた今日。気候と同じく気持ちも良くなる。 見立てである。ものの用途に従うか、抗...

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2022.2.3

大皿と三浦大根

令和4年2月某日 昨年、一番の出会いは「愛果28号」だったかもしれない。11月、九州に向かう海上でブツリブツリと途切れるテレビ画面は愛媛の公共放送をひろっていた。地域ニュースに変わり出荷を待つ柑橘「紅まどんな」が映る。それは化粧箱に入れられ明らかに通常の柑橘とは見た目も扱いも違い、大事にされているように見えた。「紅まどんな」は「愛果28号」の秀品に付けられた名前だ。冷やすとゼリーのような食味で、愛...

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2022.1.31

急須と金柑ジャム

令和4年1月某日 こちら東京湾越しに房総半島を望む神奈川県は三浦市。大寒も越え日差しは少し、少し僅かながら傾きを上げ始めている。とは言えまだまだ吹く風は冷たくこたえ、バウアーダウンを脱ぐには今暫くかかるだろう。それでも足元だけは軽快な気分を持ちたくデザートブーツにブラシを入れてみる。いささかの埃を落としたクラークスの、裾への収まりは美しく、冬を言い訳に寝かせておくとはなんとも勿体ないことをしていた...

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耕と工の話し